International Federation of Psoriasis Associations
International Federation of Psoriasis Associations(IFPA)は、1971年に設立された乾癬患者団体の国際連盟で、日本を含む世界55ヶ国58団体(2021年4月現在)が加盟しています。
IFPAのビジョンは「Achieve a world without suffering from psoriasis.(乾癬で苦しむことのない世界を実現する)」です。
IFPAは主に以下のような活動を行っています:
• グローバルレベルの政策提言や認知度向上などのアドボカシー活動
• 毎年10月29日の世界乾癬デー
• 3年ごとに開催する世界乾癬・乾癬性関節炎会議(学会)
• Global Psoriasis Atlasプロジェクト
• 能力開発や資金援助、メンバーズミーティングなどのメンバーサポート
アドボカシー活動では、WHOへのはたらきかけにより2014年5月24日の第67回世界保健総会で決議「乾癬」(英語の文書です)」が採択され、乾癬が現時点で根治治療法のない重篤で慢性の非感染性疾患であることが認識されました。この決議を受け、2016年にはWHOから「Global report on PSORIASIS(英語の文書です)」が発行され、これは「世界乾癬レポート2016」として日本語にも翻訳されています。
世界乾癬デーについては当ホームページの「世界乾癬デー」をご参照ください。
ちょうど今年、2021年は3年ごとに開催される世界乾癬・乾癬性関節炎会議の開催年で、6月30日(水)~7月3日(土)に第6回会議(英語のページです)が開催されました。通常はIFPAの拠点であるストックホルムにて開催されますが、今回は新型コロナウイルス感染症の影響により、完全オンライン開催となりました。
Global Psoriasis Atlas(英語のページです)は2019年に立ち上がった乾癬の疫学に関するプロジェクトです。このプロジェクトはIFPA、International League of Dermatological Societies(英語のページです)、International Psoriasis Council(英語のページです)の3者共同研究プロジェクトです。Global Psoriasis Atlasのウェブサイトには、乾癬の疫学データだけでなく、IFPAメンバー各国の乾癬患者さんのストーリーも掲載されています。
アジア太平洋地域のネットワーク
IFPAにはアフリカ、ヨーロッパ、ラテンアメリカ、アジア太平洋の各地域のネットワークもあります。
アジア太平洋地域のネットワークにはオーストラリア、バングラデシュ、香港、インドネシア、イスラエル、日本、韓国、マレーシア、ニュージーランド、フィリピン、ロシア、シンガポール、台湾、トルコ、ベトナムの各国が属しています。
アジア太平洋地域ではリージョナルミーティングやSNSなどでお互いに情報交換や共有を行っています。国は違えど、乾癬患者さんの悩みや苦しみは共通することも多いです。まさに「乾癬に国境はない!」といったところでしょうか。
2017年PsorAsiaミーティング in マニラ
IFPA会長とPSORASIA会長から日本の乾癬患者のみなさんへ
日本も加盟している乾癬患者団体の国際連盟International Federation of Psoriasis Associations(IFPA)会長のHoseah Waweru(ケニア)と、IFPAのアジア太平洋支部会長のPaul Mendoza(フィリピン)から日本の乾癬患者のみなさんへメッセージをいただきました!